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「ジパング 1~20巻以下続刊」 かわぐちかいじ

漫画喫茶で最初の方を何気に読んでみたのが運のつきだった。
お、面白い~~~!
1巻からいきなり首根っこわしづかみで物語りに引きずり込まれ、「わたし、この本買ってしまうかも…」と思ったその日に本当に買いに行った馬鹿者はわたしです。とりあえず現在出ている20巻まで大人買い。大人って素晴らしい~~。ダメな大人万歳~~!

しかし、面白いという噂は散々聞いていたものの、これが海軍版「戦国自衛隊」みたいな話であるとは、読んでみるまでまったく知りませんでした。
200X年に海外派遣されることになった海自のイージス艦<みらい>が、突然の嵐に巻き込まれ、はたと気づけば見知らぬ艦隊の真っ只中に。なんとそこは第二次世界大戦中、ミッドウェー海戦直前の太平洋だったのです。
という出だしから、現代の最新技術を駆使した武力で、過去を変える力を持ってしまった<みらい>乗務員たちの苦悩、専守防衛を貫くという自衛官としての立場をいかに守るか、あるいは積極的に過去に介入するかの決断、葛藤、思想のぶつかりあいなどが熱く描かれます。
当時の軍や政府の要人たちもバリバリと登場しますが、それにも増して重要な動きをするのが<みらい>副艦長の角松に命を救われた、歴史上はとうに死んでいなければならなかった草加という男です。海軍の情報将校であった彼は、<みらい>艦内に蓄えられていた「未来の情報」を知ることで、積極的に歴史を改変しようと動き出します。その彼が夢見る、本来は存在するはずのなかった未来の日本の姿が本書のタイトルにもなっている「ジパング」なのです。

現在出ている20巻までで、まだ物語は中盤といったところです。先が予想できない壮大な物語であるゆえ、息を詰めて今後を見守って行きたいと思います。
by agco | 2005-09-22 23:24 | 伝奇・時代・歴史
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あまりに自分の忘却力がすごすぎるので、面白かったものも面白くなかったものも、とりあえず読んだ本の感想を全部記録してみることにしました。コメントなどありましたらご自由にどうぞ。
by agco
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