楚漢戦争と呼ばれた項羽と劉邦の戦いを、項羽の将軍、劉邦の幼馴染、市井の儒者(後の「新語」の著者)、劉邦の息子、秦の儒者(後の漢の太常の官)らの、他者の目から見た物語として描く短編集。
それぞれに信条があり、生き様がある。その切り口は常の通りに鮮やかである。 しかしもしかすると宮城谷氏は、項羽と劉邦のことは、どちらもあまり好きではないのかな? なんとなくそんな印象をおぼえた。どちらのこともあまり誉めていない。魅力も書くが、ダメな部分も遠慮なく書いている。そしてダメな部分の方がより頭に残る。 でもまあ、わたしも別に項羽と劉邦のどちらにも特別な思いいれはないので、いいか。
by agco
| 2005-03-23 23:08
| 伝奇・時代・歴史
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