そういえば水上勉氏が亡くなりましたね。
わたしは彼の小説を一度も読んだことがありません。 しかし一度だけ、わたしの通っていた中学校に先生が講演に来て、生でお話を聞いたことがあります。 全体の主旨は覚えていないのに、異様にはっきりと覚えているのがこんなシーン。 どんな話の途中だったのかはわかりませんが、水上先生はこんなお話をしておられました。 あまり住む人も多くはない山の奥の村の1人の娘が、隣村の若者の嫁にと選ばれる。隣村といってもそこは山をひとつ越えたところでひどく遠い場所にある。娘は、若者の母の老婆に手を引かれ、泣きながら秋桜が乱れ咲く暗い山道をどこまでもどこまでも歩く。 なにせ昔のことなので、脚色入っているかもしれません。とにかくこのイメージが鮮烈で、奇妙に忘れることができないのです。水上先生の著作のどこかに出てくる1シーンかもと思うのですが、どなたかご存知の方いらっしゃいませんか。とても読んでみたいのですけど。
by agco
| 2004-09-10 00:10
| その他創作
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