いまひとつパンチの弱い本だなあ…。
詳しいことはnaoさんの紹介を読んでいただくと良いと思う。 まずもって本書に出てくる「死神」という人たちの存在意義がよくわからない。あんな報告、なんのために必要なの? そんなことを言ってしまうと、そもそも話が成り立たなくなってしまうのだが…なんかこう…都合のいい存在だなあ。相変わらず人が死ぬということに対する悲壮感は極力排する方針なのだなあ。 雪山山荘殺人事件なんか、小説を読んでいるというより名探偵コ○ンでも見ているような気持ちになってしまったのだが、伊坂幸太郎の先行きがかなり不安になった。 でも「恋愛で死神」あたりからは少し良くなる。一番最後の話までいくと、だいぶん良くなる。そうだよ、連作短編というのはそういう風な関連付けがないといけないよ。 でもやっぱり弱いんだよなあ…。本書は、わたしの伊坂幸太郎ランキングではワースト2位か3位くらい。
by agco
| 2005-08-18 20:56
| ミステリ
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by agco
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